多くの絵画が修復を必要としています。

修復例

 作品は埃汚れ、油煙などで真っ黒になり、本来の色がまったく判別できない状態でした。

 汚れを除去した四角の部分は、元の美しい皿の色などを見ることが出来ます。

黄変したニスを除去すると、夕暮れと思われていた風景が一変して青白く光る朝の空となり、画中人物の顔や持ち物までが判別可能となりました。

(ウィリアム・ターナー作)

黄ばんだニスを除去すると、明るい青空と光に充ちた若草色の牧草地が現れました。

(テオドール・ルソー作)

作品には多数の亀裂が発生し、画面がひどく収縮してしまっています。(モーリス・ド・ヴラマンク作)

丁寧に1つ1つの亀裂をプレスして伸ばし、亀裂に充填・補彩処理を行ったところ、画面は美しい状態に戻りました。

修復用の変色しない特殊絵の具で充填した部分だけに補彩を行うと、ダメージの後は全く目立たなくなりました。

作品には多数の絵の具層の剥落があり、この剥落を接着剤で定着した後、石膏などを欠損部に充填して整型します。(モーリス・ユトリロ作)

絵の印象派大きく変わって、すがすがしい街の風景が甦りました。

画面が汚れ、暗い印象の風景画となってしまっています。(モーリス・ド・ヴラマンク作)

美人画に発生した多数のカビによるしみを純水のみで丁寧に除去します。(板倉星光 作)

数回の洗浄後、絵肌には、もとの美しい胡粉の白色が甦りました。

(クリーニング途中写真)

こげ茶色の部分が汚れの残っているところ

充填補彩を施し、亀裂は見えなくなりました。

少年の顔に発生した多数の亀裂。(ルノアール 作)

修復例

作品の洗浄

作品の修復

 「空調のあるビルだから」「いつも壁にかけて見ているから」と安心をなさっていませんか?

 夜間の空調がオフの間、夏季には湿度が大変に上がってしまいます。

 そして冬季でも、結露のために額の裏側はカビの温床となりやすいのです。

 高温多湿の日本は、絵画にとってあまり居心地のいい処とはいえません。

 絵画は一度ダメージを受けると、どんどん劣化が進行してしまいます。

 

 当修復工房では、ルーブル美術館や欧米の美術館で培った最高の技術で対処しています。